黒にんにくミニサミット 2021冬

黒にんにくミニサミットについて

当法人は協同組合青森県黒にんにく協会と共同で「黒にんにくミニサミット2021冬」を開催いたしました。

「世界黒にんにくサミット」の代替イベントとして約30人の方々にご参加いただきました。

黒ニンニクを機能性表示食品として申請する青森県内の動きや、成分に関する新たな研究成果が発表され、関係者が黒にんにくの新たな可能性を考えるイベントとなりました。

当日の次第

認証にあたっては以下の流れとなります。

1.開会(13:00)

2.主催者挨拶

協同組合青森県黒にんにく協会 理事長 柏崎 進一

3.ご祝辞

青森県知事 三村 申吾 様(代理:青森県農林水産部 部長 赤平 次郎 様)

4.ビデオレター

Mr.Sergio Maria Teutonico /FISAR 公認ソムリエ、黒にんにく大使
Dr. Shirley C. Agrupis/フィリピン国立マリアーノ・マルコス大学学長
※2021.9.6 中止となった世界黒にんにくサミットで放映予定だったショート動画配信

5.講演会

  1. ① 「青森の黒にんにく®の機能性表示食品の届出状況」
    そうべえ国際特許事務所 弁理士 安保 亜衣子 氏
    青森県産業技術センター農産物加工研究所 研究開発部長 能登谷典之 氏
  2. ② 「機能性表示食品の取組」
    ㈲柏崎青果、㈱TAKKO 商事、㈱たから、㈲ならおかファーム、
    ㈱スパン・ライフ、㈱岡﨑屋
  3. ③ 「黒にんにく成分の GABA 分解酵素及び ACE 活性阻害作用について」
    東北医科薬科大学 薬学部 生薬学教室 佐々木 健郎 教授
  4. ④ 「Food Function Research & Development」
    NPO 法人黒にんにく国際会議 学術顧問 佐々木 甚一 氏(医学博士)

6.閉会(16:00)

ビデオレター

FISAR公認ソムリエ/伊アリスTV専属シェフ
セルジオ・マリア・トゥートニコ 氏
★第2回世界黒にんにくサミットin八戸2017 担当シェフ

プロフィール
1971年、イタリアのミラノ出身。小売用の食品やワインの製造からキャリアをスタート
させ、エグゼクティブシェフ、そしてソムリエとしてイタリアや諸外国で活躍。
現在、トリノ県で自身の名を冠するSergio Maria Teutonico,料理専門校を運営。
同校は料理の他、ワインの専門校として知られる。
「Chef for One Day」(La7)、「Colto e Mangiato」(Alice TV)、Geo&Geo(Rai 3)などのテレビ番組のパーソナリティーとしても活躍。
2014年には、エクストラバージンオリーブオイルの普及促進活動に果たした功績からAIFOよりシェフオブザイヤーとして表彰。 活動を通し、Consoledel nord ovest dell'Accademia Italiana della Gastronomia Storica(直訳で北西イタリアの歴史的美食探究者)の称号を得ている。
2017年黒 にんにく大使、2019年田子町にんにく大使に任命。

国立マリアーノマルコス大学
学長 シャーリー・C・アグルピス
★第3回世界黒にんにくサミットin八戸2018 プレゼンター

プロフィール
2001年静岡大学農学部時代に学位論文「タバコ茎パルプの製造とバルカナイズドファイバーへの応用」が認められ農学博士へ。以後も京都大学国際融合創造センター融合部門客員助教授を務めるなど日本においても活躍。
現在のマリアーノマルコス大学においては、同大バイオエネルギー研究センターにおいて、大学のある北イロコス州の特産であるタバコやニンニクの活用のための研究に従事。
農業バイオマス残渣からバイオエタノールを精製するプロジェクトを主導。
近年では、マルコス州知事の命を受け、特産のニンニクを活用した北イロコス黒ニンニク(INBG)の開発を先導。
それら功績が高い評価を得て、2017年7月、マリアーノマルコス大第7代学長に就任。

講師プロフィール

そうべえ国際特許事務所
弁理士 安保 亜衣子 氏

プロフィール

2009年
東京大学 大学院農学生命科
学研究科修士課程修了
2009年~2013年
株式会社オースビー 勤務
2012年
基本情報技術者 資格取得
地方独立行政法人
2013年~2016年
青森県産業技術センター 勤務
2016年~
そうべえ国際特許事務所
2018年
二級知的財産管理技能士 資格取得
2019年~
弁理士登録(登録番号第21828号)

【専門分野】
食品、農林水産業、生物化学、ソフトウェア、ビジネスモデル、
生活関連機器、自然エネルギー利用機器

地方独立行政法人青森県産業技術センター
農産物加工研究所
研究開発部 部長 能登谷 典之 氏

プロフィール
秋田県大仙市出身。
長く青森県の農畜産加工食品の開発、改良支援に従事。
2013年に開始された協同組合青森県黒にんにく協会との連携において、当初より中核を担い、黒ニンニクにγ‐アミノ酪酸(GABA)、ピログルタミン酸などが含まれることを新たに確認。黒ニンニク成分の分析方法の改良や、黒ニンニクの製造過程中での成分変化、製品の品質安定性に注力、実践的な開発・研究を支援し、2018年には黒ニンニクの成分規格化・初の認証制度創設に尽力。
2019年には、これら黒ニンニク産業への貢献が認められ、「令和元年度青森県産業技術センター職員表彰」を受賞している。

東北医科薬科大学 薬学部 生薬学教室
教授 佐々木 健郎 氏

プロフィール
東北医科薬科大学薬学部生薬学教室・教授.博士(薬学)。
同大学大学院薬学研究科博士課程後期課程修了後同大学助手、米国ミシシッピー州立大学医学部メディカルセンター薬理・毒性学教室助教等を経て現職.東北医科薬科大学附属薬用植物園園長を兼任。専門は薬理学、生薬学、天然物化学及び漢方医薬学。
(社)日本生薬学会(理事)、(公社)日本薬理学会(学術評議員)等の学会に所属。東北地方に特徴的な薬用植物資源に着目し、その機能性について生薬学・天然物化学及び薬理学的に解明することで地域資源の有用利用に貢献することをライフワークとしている。

特定非営利活動法人黒にんにく国際会議 学術顧問
医学博士 佐々木 甚一 氏

プロフィール
元弘前大学医学部保健学科教授。弘前大学の他、米国国立衛生研究所、パスツール研究所(ブリュッセル保健医学科学研究所)、ダッカ大学、中国医科大学、テネシー大学に所属し、病原微生物学、免疫学、腫瘍学、食品機能学に専心。2006年、動物試験により黒ニンニクに抗腫瘍活性が認められた研究結果を公表。このことが急速な黒にんにくの市場形成につながり、多くの雇用と地域の活性化をもたらした。
1940年岩手県生まれ。弘前大学教授、弘前医療福祉大学教授を経て、現在、青森県立保健大学特別講師、インターナショナル・サイエンティフィック・ジャーナルの編集委員/査読者。これまでに手掛けた研究論文、短報、総説、解説の総数は300を超える。

サミットの様子